あけましておめでとうございます。id:kfly8 です。
「YAPCって終わったんじゃなかったけ?最近、Perl書いてないよ」という方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。 いえいえ、そんなことはございません。今日はYAPCの魅力と、今回の企画内容などをまとめて紹介させてもらおうと思います。
YAPC の魅力
まずはイベントそのものを知らない方に向けて、少しご紹介です。
YAPCは"Yet Another Perl Conference" の略称です。もともとThe Perl Conferenceがルーツで、OSCON等の高い参加費を払わないと参加できないカンファレンスではなく、Perlに関係する人なら誰でも気兼ねなく参加できる「草の根活動」的なカンファレンスとしてはじまりました。
YAPCはもちろんPerlのカンファレンスですので、Perlに興味のある人が参加する傾向が強いですが、 カンファレンスの楽しみ方は「講演を聞きに行くイベント」ではなく「様々な技術者と直接交流するためのイベント」としての傾向が強く、お祭り色が強いイベントと言えます。 このため、参加者も実に多岐に渡り、Perlというくくりだけで判断すると良い意味で期待を裏切られるかもしれません。 これまでも、PHP,Ruby,Golang,JavaScript など多言語の発表の他、 システムを運用するためのTips、エンジニアリングマネジメントなど、Perlは関わってくるものの、主題ではないトークが多数発表されてきました。
歴史をたどると、YAPC::Asiaは2015年夏、東京ビックサイトで2000人規模のイベントとなり、10回目の開催で一区切りを迎えました。 その後、持続可能な運営のためJapan Perl Associationの体制変更などを経て、YAPC::Japanとしてリブートしました。 2016年のリブート後、東京開催に限らず、日本におけるPerlコミュニティを脈々と続くものとして盛り上げることをミッションとして掲げ、北海道、大阪、福岡、沖縄と各地域でYAPCが開催されてきました。
約3年半ぶりの東京開催で「最近、Perl書いてない」といった人や、そもそも「Perl書いたことないし、知り合いもいない」といった不安もあると思います。 ですが、このYAPCはWebに関わる全ての技術を巻き込みながら成長をしているPerlというコミュニティのお祭り会場となっています。 最初の一歩は敷居が高いかも知れませんが「エンジニアとしてインターネットを作っていきたい」そう思っている人ならば誰でも楽しめるお祭りです。
はい。 というわけで、YAPCはいい感じのイベントなのです!
開催企画 その1 「YAPC座談会」
YAPC::Japanは、2016年にリブート後、北海道、大阪、福岡、そして沖縄と、日本を北から南まで横断し、東京に帰ってきました。 YAPCのトークは最近の技術の話題が多いですが、ここでは各地域での開催をふりかえり、各地のYAPCの運営メンバーに赤裸々に話をしてもらいます。 パネルディスカッションではありますが、参加者からの質問や意見も受け付ける、オープンスタイルでの開催を予定し、 初心者から上級者でも全員が楽しめる、そんなセッションになるかと思います。 2019年、新元号を迎える日本で、YAPCがどのようにアップデートされていくのか、パネリストの皆さんとともに、一緒に考え、行動のキッカケになればと思っています!
開催企画 その2 「前夜祭: LTソン presented by 吉祥寺pm」
YAPC::Tokyoの前日同会場にて前夜祭を行います。 今回はその企画として、ライトニングトーク(LT)を絶え間なく連続して行う「LTソン」(≒LTマラソン)を開催します。超濃密な時間をお楽しみいただけると思います。
- 人前でトークをしたことがない
- トークが落選した/応募が間に合わなかった
- どの勉強会で発表したら良いか分からないネタがある
- 会場に知り合いがいないから会話するきっかけが欲しい
- とにかく、とにかくみんなの前で喋りたいことがある
- 吉祥寺.pmが大好きだ
といった人に発表をしてもらえればと思っています。 このLTソンを通して、YAPCに限らない、エンジニアたちの交流のキッカケになればと思っています。
この企画は吉祥寺pmのMagnoliaにご協力いただき、実現できます。ありがとうございます! 前夜祭のチケットはすでに販売中ですので、ぜひお申し込みいただければと思います。 LT登壇の応募は改めてアナウンスをする予定ですのでお楽しみに!
開催企画 その3



ゲストスピーカーに、松野 徳大氏、広木 大地氏、onk氏をお呼びしています。
松野氏は、Amon2、Minilla、Furl などのCPANモジュールを開発された世界でも有数のCPAN Authorです。現在は、LINE Ads Platform にてエンジニアリングマネージャーとして活躍されており、YAPC::Tokyoの締めくくりとなるキーノートをお話していただきます。
広木氏は、2018年3月に発売依頼、非常に多くの反響を集めている「エンジニアリング組織論への招待」の著者です。それ以前には、Perl徹底攻略 (WEB+DB PRESS plus) 「大規模システム設計のツボ」寄稿など、エンジニアとしても活躍されています。
onk氏は、Rubyist として活躍され、現在はPerlの会社で働いています。話によると、PerlプロダクトにRake、Active Record などRubyを混入するのに成功したそうです:D 適材適所で複数言語を運用している点などについてお話していただきます。
他にも多数のトークがあり、YAPC::Tokyoでしか聞けない濃いお話が聞けます。
なお、詳しくはトーク一覧、タイムテーブル および id:papix のインタビュー企画 トーク紹介連載をご覧いただければと思います。
はい!というわけで、YAPCの魅力を紹介してみました。
「YAPC参加してみたいかも」と思った方はぜひこちらからチケットを購入くださいませ。
学生の方は無料です。学生がYAPCを楽しむ方法は同じく学生の id:anatofuz がまとめてくれました
また「本編、前夜祭、懇親会、どのチケットを買えば良いのかわからない!」なんていう方は、チケット購入必勝法 エントリーをご覧いただければと思います。
サイズ指定可能なTシャツは、1/6(日) で販売終了ですので、忘れないうちにお早めにどうぞ!
1/6(日)以降もチケット販売はしますが, Tシャツのサイズは指定出来ませんので、ご注意くださいませ。
年明け早々のイベントです! 心と体とプレゼンの準備を整えておいてもらえればと思います!