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【YAPC::Tokyo連載企画】あなたの注目トーク, 教えて! 〜第11回: しんぺいさん〜

こんにちは, id:papix です. 「あなたの注目トーク, 教えて!」も第11回目, そして今年最後の更新です!!!

さて, 昨日は遂に自分の注目トークをご紹介することになりました.

blog.yapcjapan.org

今日の担当は, id:nkgt_chkonk さんです. よろしくおねがいします!

簡単な自己紹介をお願いします!

自称ミュージシャンのしんぺい a.k.a. 猫型蓄音機( id:nkgt_chkonk )です。みんなからはしんぺいさんと呼ばれることが多いです。自称ミュージシャンですが音楽で食っていけてないので自称です。Classiというサービスを提供しているClassiというEduTech企業でソフトウェア・エンジニアとして糊口をしのいでいます。好きな言語はPerlScala、仕事ではRubyJavaScriptを書くことが多いですが、SRE的な活動も行なっています。buildersconやYAPCで結構登壇させていただいていて、複雑なJavaScriptアプリケーションに立ち向かうためのアーキテクチャというトークで2017年buildersconのベストトーク賞第3位をいただけたのは良い思い出です。

YAPC::Tokyo 2019」で楽しみにしているトークを3つ教えてください!

ログにやさしいDB設計 by fist0さん

ログにやさしいDB設計

ログって、どうしてもおざなりにしがちだったり、話題に上らないまま「なんとなく」運用されがちだったりする部分だと思います。出るべきログが出ていなかったり、ログの出方がよくないせいでうまく活用できなかったり、「ただとってるだけ」になってしまったり……。一方で、ログがダメだととにかくシステム運用のコストが跳ね上がります。それだけではなく、いわゆる「ビジネスメトリクス」もうまくとることができず、ビジネス上の課題も「勘」で向き合うことになったりしがちです。重要でありながら、あまり議論の俎上に上がらないこのログというものについて、実際の現場での知見を大放出してくださるそうなので、とても楽しみにしています。

チームが前に進み続けるために僕たちが考えたこと by papixさん

チームが前に進み続けるために僕たちが考えたこと

この記事のインタビュアーでもあるpapixさんのトークですね。よく「開発者が足りない」というような声を聞くことがありますが、実はボトルネックになっているのは「開発者の頭数」ではなくて意思決定プロセスだったりチームとしての動き方だったりする、というのはほんとうによくある話です。ぼく自身、「どのような課題に自分たちは取り組んでいるのか」を全員が認識し、高いオーナーシップと高いプロフェッショナルなスキルを惜しみなく全員が発揮できるようなチームの状態になっていると、少ない人数でものすごい勢いで課題が解決していく様を経験したことがあります。一方で、そのようにうまく回っていないチームでは人数がどれだけ増えても課題がなかなか解決せずに苦しい思いをする、そんな経験もしたことがあります。チームがうまく機能するためにどうすればいいのかにはおそらく決定的な方法はなく、様々なケースを知ることがその助けになるのではないかと思っているのですが、このトークではその「様々なケース」にあたるうちのひとつを聞けるのではないかと楽しみにしています。

WebVRで作品を作って展示しよう by hitode909さん

WebVRで作品を作って展示しよう

本業であるミュージシャン業と、職業であるソフトウェア・エンジニア業を両方生かした表現ができたらおもしろいかもしれない、という気持ちをぼくは薄ぼんやりと持っているのですが、今面白い表現といったらVRを始めとしたxR技術ではないでしょうか。とくにぼくはソフトウェア・エンジニアリングの中でもweb系の技術をメインとして活動しているので、webの技術とVRの技術を繋ぐ話には非常に興味があり、なにかあたらしい「おもしろいこと」のきっかけをもらえるのではないかと非常に楽しみにしているトークです。

ところで, 「綱渡りバッチ脱出大作戦」というタイトルで登壇予定ですよね. 意気込みを聞かせてもらえますか?

わたしは今まではソフトウェアの設計について発表をすることが多かったため、「設計のひと」というように見られがちです。ですが、「設計だけで食っていく」というのはソフトウェア・エンジニアとしてはたぶんあまりないパターンだと思っており、わたし自身も「設計だけで食ってる」わけではなく、普段の業務の中で身につけてきた一番大きな能力がたまたま設計に関する能力だったから設計について話すことが多かった、というだけで、自分としてはべつに「設計のひと」っていうわけでもないんだけどな〜、という思いがありました。

今回は、実際の業務でやってきた改善の中で、最近一番大きかったものについて、「問題意識の共有」から始めて自分がどのようなことを考え、どのような案を出し、どのような案を最終的に選択したのかという生々しい事例を発表させていただきます。インフラ設計が絡むため、結局のところ設計力を生かした仕事ではあったのですが、それでも「しんぺいさんの新機軸」という感じのトークができるのがとても嬉しいです。面白いトークにするので、ぜひ聴きにきてください!えっ!?まだチケットを買っていないだって!?!?!?!チケット購入必勝法を確認の上、passmarketでチケットを今すぐゲットだぜ!

ありがとうございました!

id:nkgt_chkonk さん, ありがとうございました!

当日発表頂く「綱渡りバッチ脱出大作戦」ですが, そういえば先日様々な事情があってバッチサーバを置き換える, というオペレーションをしましたが, 綱渡り... とまではいかないものの, バッチ特有のアレコレで, 非常に冷や汗をかきながらオペレーションをすることになったのを思い出しました. そうなってしまった状況をうまく改善していきたい! と思っていたので, しんぺいさんのトークからはいろいろヒントが得られるんじゃないか! と楽しみにしています.

...さて, しんぺいさんからもご紹介頂いたように, 「YAPC::Tokyo 2019」で「どのチケット買えばいいの...?」という方向けの, 必勝法エントリを公開しています!

blog.yapcjapan.org

「参加したい!」と思った方は, 上記エントリをご確認頂き, パスマーケットよりチケットをご購入ください!!!!!!

passmarket.yahoo.co.jp

...それでは皆さん, よいお年を!!!!! そして2019年もJapan Perl Associationと「YAPC::Tokyo 2019」をよろしくお願いいたします!!!!!!!!!!!!!