少し前にやっと夏が終わったと思ったら大晦日、もうひとつ寝るとお正月の大晦日になりました。 YAPC::Kyoto 2020実行委員会のid:azumakuniyukiです。 元日の東京はけっこう冷え込むそうで、寒い日は温泉に入りたくなりますね。 温泉が好きな人は多いですし、温泉でなくてもお風呂が好きな人も結構いてはると思います。 よその県に行くなら「温泉はあるのかないのか」は重要な点です、僕は必ずチェックして場合によっては他の予定で調整するぐらい柱になることもあります。
さて、今日はYAPC::Kyoto 2020が開催される京都市内のおすすめ温泉を一軒だけ紹介します。
京都の温泉?
あんまり京都って温泉の印象が無い思います。実際のところ、京都市周辺、山に近いとこなら少しはあるのですが、 兵庫県の有馬温泉や城崎温泉、奈良県の洞川(どろがわ)温泉、和歌山県の白浜温泉や龍神温泉のような地域を代表する有名な温泉街はありません。 スーパー銭湯的な温泉ならば何軒かありますが「これぞ温泉!」って街並みをもつところは残念ながら市内に無いんです。
とはいえ、温泉街は無くても温泉はあります。紹介するのは京都市の北東あたり、左京区の山奥にある「不動温泉」です。
北白川不動温泉
北白川不動温泉は山奥といっても車で二時間とか三時間もかかる場所ではありません。 京都駅や三条京阪(三条通鴨川東岸)からバスで一時間以内で行ける場所です。
まずは外観を見てもらった方が早いですね。
入り口
京阪バスと京都バスの地蔵谷バス停の前です。
もう入り口の佇まいから良さげな空気(筆者の主観です)が漂っています。こういう立派な門がある建物って神社かお寺ぐらいしかないですよね。
玄関
バスを降りて門をくぐり、階段を上った右側に玄関があります。
階段を上がった左側には不動明王を祀るお堂があります。そうです、ここはお寺です。
北白川不動院さんの境内にある温泉、どちらかといえば湯治場ですね。 お堂があるので玄関をくぐる前にお参りするのも良いでしょう。
廊下
さすがはお寺、長い廊下があります。細く長い廊下とガラス木戸、こういうところは昔からある山奥の温泉宿な雰囲気がありますね。
休憩室
北白川不動温泉の最も魅力的なところはこの休憩室です。このあたりの雰囲気から感じられるのはみなさんも同じでしょう、そう、田舎に住むおばあちゃんの家です。 誰のおばあちゃんか知らんけど、とにかくおばあちゃんの家、落ち着きます。
玄関か廊下、休憩室に入ったあたりで女将さんの案内により、テーブルと枕と毛布が貸してもらえます。そうです、ここはゴロゴロし放題です。 簡単に書くと、料金は1300円で営業時間の10時から19時まで温泉は入り放題(何回入ってもOK)で自分に割り当てられたテーブルで食事をしたり毛布をかぶってゴロゴロしたりできます。
タオルは売ってますので手ぶらで行ってもOKですが、持っているなら持って行った方が良いでしょう。シャンプーや石鹸は浴室においてあります。
お風呂
この奥が男湯です。女湯は先の廊下を突き当たって左に入ったとこにあります。 五人も入ったら満席になるぐらいの小ぶりな浴室で家のお風呂3個か4個ぶんぐらいの浴槽です。
お湯は天然ラジウム鉱泉で、硫黄泉のような匂いのある温泉ではありません。効能は良いです。どう良いかって言いますと、 普段あまり眠れない僕が不動温泉へ行った日は十時間ぐらい眠れるぐらいの効能です。2019年は簡単な湯治と称して4回ほど行きました。
お料理
なんと食事もできますしお酒もあります。しかもお料理は街中の店よりは少し高めの値段設定ですが、出す価値のある美味しさです。 かなり良い出汁を使ってはるのでしょう、あるいはラジウム鉱泉の源泉を使っているからか、そこらのお店よりも格段に美味しい料理が食べられます。
丼と麺類
丼の代表といえば親子丼、お吸い物とお漬物がついてます、フワトロの卵からぜんぶ美味しいです。
夏バテ対策でたまにうな丼も食べます、お酒が欲しくなります、美味しいです。
寒い日は特に染み渡る鍋焼きうどん、出汁が美味しいです。僕はエビが無理なのでエビ抜きで注文していますが、本来はエビも乗ってます。 他にも結構メニューがあり、麺類なら蕎麦や素麺、ごはん物なら天丼やちらし寿司もあります。
お酒もあるしビールもある
酒の肴の代表格、出汁巻も美味しいです。お風呂で身を浄めたら喉も浄める様式美です。
風呂あがりといえばビール、キリンとアサヒが選べます。もちろん唐揚げも必須です。 他にも焼き魚や焼き茄子、茶碗蒸しもあります。
電源もWiFiもない
あくまでも不動温泉は温泉施設なので電源もWiFiもありません。 もしかすると携帯電話の電波ですら怪しいかも(ドコモは大丈夫でした)しれません。 仕事から離れて風呂と料理、お酒も飲みつつゴロゴロして過ごすのが良いでしょう。
とか言いながら紹介した写真に写っているとおり、僕はちょいちょいPCを持っていきます。 インターネットに接続しなくてもできる作業を集中してやる、逆にいえばインターネット接続がいらない作業を不動温泉用に残しておいて当時も兼ねて出かける、です。
YAPC::Kyoto 2020の前日に京都入りして長旅の疲れを癒す前夜祭前の骨休めや登壇する緊張感をほぐしに、 4G回線のテザリングが可能ならインターネットに接続はできますので、前日入りして登壇資料のスライド作成に集中するのも良いでしょう。
あるいはYAPC::Kyoto 2020の翌日、観光も良いのですが京都で何もせずゴロゴロするだけの贅沢を味わうのもまた良いです。
不動温泉への道
北白川不動温泉へは車でも短時間で行けますが(ビールを飲むことも考慮すると)京阪バスや京都バスで行くのが最も確実です。
京都駅から
- 乗り場: 京都駅C6のりば(比叡山方面)
- バス: 京都バス(クリーム色と臙脂色のバス・緑色の市バスではない)の51系統
- 行き先: 比叡山頂
- バス停: 地蔵谷で下車(40分程度の乗車)
- 運賃: 230円
三条京阪から
- 乗り場: 三条京阪B3のりば(三条京阪駅の南側)
- バス: 京阪バス(赤と白のバス)の56系統または57系統
- 行き先: 比叡平(56系統)か比叡山頂(57系統)
- バス停: 地蔵谷で下車(20分程度の乗車)
- 運賃: 230円
運営からのお知らせ
宿を確保してください
京都市内の旅館やホテルの空きが少なくなってきています。特に遠方から来られる予定の方はなるべくお早めに前日や当日の宿を確保することを 強くお勧めします!
スピーカー募集!
YAPC::Kyoto 2020では現在、スピーカーを募集しています。
もう大掃除も終わってあとは年越しそばを食べてお正月を迎え、ゆっくり過ごす方が多いのではないでしょうか。 お正月の休み、数日間ありますので登壇を決心する時間もトークの内容を考える絶好の機会です!
応募の締め切りは2020年1月10日(金)の24時です、ステージの常連さんから初登壇に挑戦する方、 みなさんのご応募をお待ちしています。
スポンサー募集!
YAPC::Kyoto 2020では引き続きスポンサーも募集しています。
パールスポンサーおよびバックパネルスポンサーは完売、その他いくつかのメニューも売り切れておりますが、 プラチナ・ゴールド・シルバー、そしてご当地スポンサーにはまだもう少し在庫がございます。 企業や団体のご担当者様、どうぞ宜しくご検討ください。
スポンサーのお申し込みは2020年1月31日(金)が締め切りです。
それではYAPC::Kyoto 2020スタッフ一同、京都でお待ちしています。