みんなこんにちは、id:karupanerura です。
YAPC::Kyoto 2023 のスピーカー募集が始まっているのはみなさんご存知ですね。
なんと締切が2023年1月20日(金) 23:59 (JST)です。つまり今週末です!
「何か話してみたいけど、迷っているな〜」とか「CfPどう書いたらいいかわからないな〜」という方、ご安心ください。
今回は過去にYAPCでトークをしたことのある方々に、YAPCにトーク応募してよかったことやCfPを書くコツなどを聞いてみました。
id:moznionさん(YAPC::Kansai OSAKA 2017登壇)
過去の登壇代表作
YAPCにトーク応募してよかったこと
今まで実際にやってきた内容を言語化し、体系立てて紹介できるというのは自身にとっても有益ですし、それがオーディエンスにとって少しでも役立ってくれると考えると喜びがあります。
かつてin-personで行なわれていた時分のYAPCは積極的な質疑応答があり、時として発表中であっても容赦なく質問が来るなど非常にエキサイティングなものでもあったのですが、そのように聞いてくださっている人からの直接的なフィードバックが得られるというのはやはりモチベーションにも繋がりますし、更にその質疑応答から深い議論に発展して新たな発見や技法の発展に繋がっていくということも多々あり非常に良い体験であったと思います。
CfPを書くコツ
意外性を持たせること。「実用的に見せかけて面白トーク」だとか、あるいはその逆で「面白トークに見せかけた実用的な話」みたいな感じでギャップがあるとアトラクティヴで良いと思います。あとはどんな話が成されるのか想像も付かない「フック」となるワードを散りばめるだとか......
あとはタイトルに強い「ヒキ」があるとオッとなると思うので (逆にタイトルが凡庸だとサラッと流されてしまう)、タイトルは割と真面目に考えた方が良いと思います。
id:Soudaiさん(YAPC::Kansai OSAKA2017登壇)
過去の登壇代表作
YAPCにトーク応募してよかったこと
沢山のエンジニアと知り合うことが出来て、多くの考え方、価値観を知り、エンジニアとして成長するきっかけになった。
CfPを書くコツ
- 自分の経験した中で得た知恵を発表する。
- 聞いてほしいターゲットを明確にする。
- 題名で伝えたい事がハッキリわかる
- 後からCfPに応募しよう、じゃなく今すぐ書く
id:anatofuzさん(YAPC::Tokyo 2019登壇)
過去の登壇代表作
レガシーPerlビルド ~現代に蘇るPerl[1-2].0とPerl6
YAPCにトーク応募してよかったこと
自分が面白いと思っていたPerl1.0のビルド話を様々な人と一緒に盛り上がることができたのが良かったです。その後のPerlHackersHubでの執筆や、海外のカンファレンス(PerlCon)参加へと繋がったので、Perlに関わる様々なチャンスを得るきっかけになったことが特によかったかなと思っています。
CfPを書くコツ
ノリと勢い!!! おもしろいことを書けば良いですが、応募時にある程度のトークの流れ(おしながき)が出来ていると書きやすいでしょうか。話の一番のおもしろポイントを決めて段取りを決めると後は流れ!!! ダメだったら落としてくれるので、自信がない方もとりあえず応募しましょう!!
id:onkさん(YAPC::Japan::Online 2022登壇)
過去の登壇代表作
YAPCにトーク応募してよかったこと
似た課題感を持っている人にトークが届くこと。
この結果として、フィードバックが多くなり、答え合わせができるのが嬉しい。合ってたら安心感が得られるし、微妙な反応だったら一般解ではないんだなというのが分かる。
また自分から課題を開示すると解きたがりが集まってくるので便利だし、似た課題で悩んでいる仲間がいることをお互いに確認できて嬉しくもなります。
「大人になっても友だちができた」という発言が YAPC::Japan::Online 2022 でありましたが、トークをキッカケに、他社の人との関係性が深まることはよくあります。
CfPを書くコツ
コミュニティのカンファレンスは、基本的に自慢大会、もしくは生活発表会と認識しています。自分がこの 1 年でやった/見聞きしたことから、自慢したいものとか、ひとしきり悩んだので思考の流れをお裾分けしたい、といったものを題材にすると良いんじゃないかと思っています。
僕は 日本Ruby会議2011 CFP虎の巻 - RubyKaigi Nikki(2011-03-08) はとても好きでよく見返しています。また、Perl コミュニティは業務で Web アプリケーション開発を行っている人が多く、CfP も開発チームに少しでも影響がある題材だと大抵受け入れてくれる懐の深さがあります。まずは最近自分のチームやプロダクトが変化したことから考えてみると、話すトピックを思いつきやすいかもしれません。
いかがでしたか?
登壇してみよう!と思っていただけたでしょうか。繰り返します。
応募締め切りは2023年1月20日(金) 23:59 (JST)です!
みなさんからのご応募お待ちしております!