YAPC::Japan 運営ブログ

YAPC::Japan各開催地の情報などをまとめていきます。

Perlを書いていない人にもおすすめ! YAPC::Tokyoの見どころを紹介!

あけましておめでとうございます。id:kfly8 です。

YAPCって終わったんじゃなかったけ?最近、Perl書いてないよ」という方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。 いえいえ、そんなことはございません。今日はYAPCの魅力と、今回の企画内容などをまとめて紹介させてもらおうと思います。

YAPC の魅力

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まずはイベントそのものを知らない方に向けて、少しご紹介です。

YAPCは"Yet Another Perl Conference" の略称です。もともとThe Perl Conferenceがルーツで、OSCON等の高い参加費を払わないと参加できないカンファレンスではなく、Perlに関係する人なら誰でも気兼ねなく参加できる「草の根活動」的なカンファレンスとしてはじまりました。

YAPCはもちろんPerlのカンファレンスですので、Perlに興味のある人が参加する傾向が強いですが、 カンファレンスの楽しみ方は「講演を聞きに行くイベント」ではなく「様々な技術者と直接交流するためのイベント」としての傾向が強く、お祭り色が強いイベントと言えます。 このため、参加者も実に多岐に渡り、Perlというくくりだけで判断すると良い意味で期待を裏切られるかもしれません。 これまでも、PHP,Ruby,Golang,JavaScript など多言語の発表の他、 システムを運用するためのTips、エンジニアリングマネジメントなど、Perlは関わってくるものの、主題ではないトークが多数発表されてきました。

歴史をたどると、YAPC::Asiaは2015年夏、東京ビックサイトで2000人規模のイベントとなり、10回目の開催で一区切りを迎えました。 その後、持続可能な運営のためJapan Perl Associationの体制変更などを経て、YAPC::Japanとしてリブートしました。 2016年のリブート後、東京開催に限らず、日本におけるPerlコミュニティを脈々と続くものとして盛り上げることをミッションとして掲げ、北海道、大阪、福岡、沖縄と各地域でYAPCが開催されてきました。

約3年半ぶりの東京開催で「最近、Perl書いてない」といった人や、そもそも「Perl書いたことないし、知り合いもいない」といった不安もあると思います。 ですが、このYAPCはWebに関わる全ての技術を巻き込みながら成長をしているPerlというコミュニティのお祭り会場となっています。 最初の一歩は敷居が高いかも知れませんが「エンジニアとしてインターネットを作っていきたい」そう思っている人ならば誰でも楽しめるお祭りです。

はい。 というわけで、YAPCはいい感じのイベントなのです!

開催企画 その1 「YAPC座談会」

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YAPC::Japanは、2016年にリブート後、北海道、大阪、福岡、そして沖縄と、日本を北から南まで横断し、東京に帰ってきました。 YAPCトークは最近の技術の話題が多いですが、ここでは各地域での開催をふりかえり、各地のYAPCの運営メンバーに赤裸々に話をしてもらいます。 パネルディスカッションではありますが、参加者からの質問や意見も受け付ける、オープンスタイルでの開催を予定し、 初心者から上級者でも全員が楽しめる、そんなセッションになるかと思います。 2019年、新元号を迎える日本で、YAPCがどのようにアップデートされていくのか、パネリストの皆さんとともに、一緒に考え、行動のキッカケになればと思っています!

開催企画 その2 「前夜祭: LTソン presented by 吉祥寺pm」

YAPC::Tokyoの前日同会場にて前夜祭を行います。 今回はその企画として、ライトニングトーク(LT)を絶え間なく連続して行う「LTソン」(≒LTマラソン)を開催します。超濃密な時間をお楽しみいただけると思います。

  • 人前でトークをしたことがない
  • トークが落選した/応募が間に合わなかった
  • どの勉強会で発表したら良いか分からないネタがある
  • 会場に知り合いがいないから会話するきっかけが欲しい
  • とにかく、とにかくみんなの前で喋りたいことがある
  • 吉祥寺.pmが大好きだ

といった人に発表をしてもらえればと思っています。 このLTソンを通して、YAPCに限らない、エンジニアたちの交流のキッカケになればと思っています。

この企画は吉祥寺pmMagnoliaにご協力いただき、実現できます。ありがとうございます! 前夜祭のチケットはすでに販売中ですので、ぜひお申し込みいただければと思います。 LT登壇の応募は改めてアナウンスをする予定ですのでお楽しみに!

関連エントリー:

blog.yapcjapan.org

開催企画 その3

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ゲストスピーカーに、松野 徳大氏、広木 大地氏、onk氏をお呼びしています。

松野氏は、Amon2、Minilla、Furl などのCPANモジュールを開発された世界でも有数のCPAN Authorです。現在は、LINE Ads Platform にてエンジニアリングマネージャーとして活躍されており、YAPC::Tokyoの締めくくりとなるキーノートをお話していただきます。

広木氏は、2018年3月に発売依頼、非常に多くの反響を集めている「エンジニアリング組織論への招待」の著者です。それ以前には、Perl徹底攻略 (WEB+DB PRESS plus) 「大規模システム設計のツボ」寄稿など、エンジニアとしても活躍されています。

onk氏は、Rubyist として活躍され、現在はPerlの会社で働いています。話によると、PerlプロダクトにRake、Active Record などRubyを混入するのに成功したそうです:D 適材適所で複数言語を運用している点などについてお話していただきます。

他にも多数のトークがあり、YAPC::Tokyoでしか聞けない濃いお話が聞けます。 なお、詳しくはトーク一覧タイムテーブル および id:papix のインタビュー企画 トーク紹介連載をご覧いただければと思います。

関連エントリー:

blog.yapcjapan.org


はい!というわけで、YAPCの魅力を紹介してみました。 「YAPC参加してみたいかも」と思った方はぜひこちらからチケットを購入くださいませ。 学生の方は無料です。学生がYAPCを楽しむ方法は同じく学生の id:anatofuzまとめてくれました また「本編、前夜祭、懇親会、どのチケットを買えば良いのかわからない!」なんていう方は、チケット購入必勝法 エントリーをご覧いただければと思います。

サイズ指定可能なTシャツは、1/6(日) で販売終了ですので、忘れないうちにお早めにどうぞ!
1/6(日)以降もチケット販売はしますが, Tシャツのサイズは指定出来ませんので、ご注意くださいませ。

年明け早々のイベントです! 心と体とプレゼンの準備を整えておいてもらえればと思います!

【YAPC::Tokyo連載企画】あなたの注目トーク, 教えて! 〜第11回: しんぺいさん〜

こんにちは, id:papix です. 「あなたの注目トーク, 教えて!」も第11回目, そして今年最後の更新です!!!

さて, 昨日は遂に自分の注目トークをご紹介することになりました.

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今日の担当は, id:nkgt_chkonk さんです. よろしくおねがいします!

簡単な自己紹介をお願いします!

自称ミュージシャンのしんぺい a.k.a. 猫型蓄音機( id:nkgt_chkonk )です。みんなからはしんぺいさんと呼ばれることが多いです。自称ミュージシャンですが音楽で食っていけてないので自称です。Classiというサービスを提供しているClassiというEduTech企業でソフトウェア・エンジニアとして糊口をしのいでいます。好きな言語はPerlScala、仕事ではRubyJavaScriptを書くことが多いですが、SRE的な活動も行なっています。buildersconやYAPCで結構登壇させていただいていて、複雑なJavaScriptアプリケーションに立ち向かうためのアーキテクチャというトークで2017年buildersconのベストトーク賞第3位をいただけたのは良い思い出です。

YAPC::Tokyo 2019」で楽しみにしているトークを3つ教えてください!

ログにやさしいDB設計 by fist0さん

ログにやさしいDB設計

ログって、どうしてもおざなりにしがちだったり、話題に上らないまま「なんとなく」運用されがちだったりする部分だと思います。出るべきログが出ていなかったり、ログの出方がよくないせいでうまく活用できなかったり、「ただとってるだけ」になってしまったり……。一方で、ログがダメだととにかくシステム運用のコストが跳ね上がります。それだけではなく、いわゆる「ビジネスメトリクス」もうまくとることができず、ビジネス上の課題も「勘」で向き合うことになったりしがちです。重要でありながら、あまり議論の俎上に上がらないこのログというものについて、実際の現場での知見を大放出してくださるそうなので、とても楽しみにしています。

チームが前に進み続けるために僕たちが考えたこと by papixさん

チームが前に進み続けるために僕たちが考えたこと

この記事のインタビュアーでもあるpapixさんのトークですね。よく「開発者が足りない」というような声を聞くことがありますが、実はボトルネックになっているのは「開発者の頭数」ではなくて意思決定プロセスだったりチームとしての動き方だったりする、というのはほんとうによくある話です。ぼく自身、「どのような課題に自分たちは取り組んでいるのか」を全員が認識し、高いオーナーシップと高いプロフェッショナルなスキルを惜しみなく全員が発揮できるようなチームの状態になっていると、少ない人数でものすごい勢いで課題が解決していく様を経験したことがあります。一方で、そのようにうまく回っていないチームでは人数がどれだけ増えても課題がなかなか解決せずに苦しい思いをする、そんな経験もしたことがあります。チームがうまく機能するためにどうすればいいのかにはおそらく決定的な方法はなく、様々なケースを知ることがその助けになるのではないかと思っているのですが、このトークではその「様々なケース」にあたるうちのひとつを聞けるのではないかと楽しみにしています。

WebVRで作品を作って展示しよう by hitode909さん

WebVRで作品を作って展示しよう

本業であるミュージシャン業と、職業であるソフトウェア・エンジニア業を両方生かした表現ができたらおもしろいかもしれない、という気持ちをぼくは薄ぼんやりと持っているのですが、今面白い表現といったらVRを始めとしたxR技術ではないでしょうか。とくにぼくはソフトウェア・エンジニアリングの中でもweb系の技術をメインとして活動しているので、webの技術とVRの技術を繋ぐ話には非常に興味があり、なにかあたらしい「おもしろいこと」のきっかけをもらえるのではないかと非常に楽しみにしているトークです。

ところで, 「綱渡りバッチ脱出大作戦」というタイトルで登壇予定ですよね. 意気込みを聞かせてもらえますか?

わたしは今まではソフトウェアの設計について発表をすることが多かったため、「設計のひと」というように見られがちです。ですが、「設計だけで食っていく」というのはソフトウェア・エンジニアとしてはたぶんあまりないパターンだと思っており、わたし自身も「設計だけで食ってる」わけではなく、普段の業務の中で身につけてきた一番大きな能力がたまたま設計に関する能力だったから設計について話すことが多かった、というだけで、自分としてはべつに「設計のひと」っていうわけでもないんだけどな〜、という思いがありました。

今回は、実際の業務でやってきた改善の中で、最近一番大きかったものについて、「問題意識の共有」から始めて自分がどのようなことを考え、どのような案を出し、どのような案を最終的に選択したのかという生々しい事例を発表させていただきます。インフラ設計が絡むため、結局のところ設計力を生かした仕事ではあったのですが、それでも「しんぺいさんの新機軸」という感じのトークができるのがとても嬉しいです。面白いトークにするので、ぜひ聴きにきてください!えっ!?まだチケットを買っていないだって!?!?!?!チケット購入必勝法を確認の上、passmarketでチケットを今すぐゲットだぜ!

ありがとうございました!

id:nkgt_chkonk さん, ありがとうございました!

当日発表頂く「綱渡りバッチ脱出大作戦」ですが, そういえば先日様々な事情があってバッチサーバを置き換える, というオペレーションをしましたが, 綱渡り... とまではいかないものの, バッチ特有のアレコレで, 非常に冷や汗をかきながらオペレーションをすることになったのを思い出しました. そうなってしまった状況をうまく改善していきたい! と思っていたので, しんぺいさんのトークからはいろいろヒントが得られるんじゃないか! と楽しみにしています.

...さて, しんぺいさんからもご紹介頂いたように, 「YAPC::Tokyo 2019」で「どのチケット買えばいいの...?」という方向けの, 必勝法エントリを公開しています!

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「参加したい!」と思った方は, 上記エントリをご確認頂き, パスマーケットよりチケットをご購入ください!!!!!!

passmarket.yahoo.co.jp

...それでは皆さん, よいお年を!!!!! そして2019年もJapan Perl Associationと「YAPC::Tokyo 2019」をよろしくお願いいたします!!!!!!!!!!!!!

【YAPC::Tokyo】チケット購入必勝法

こんにちは, id:papix です. 年末が近づき, 「YAPC::Toyo 2019」もすぐそこまで迫ってきました. 登壇される方はそろそろ資料の準備を始められているのでしょうか(僕も登壇しますがまだ一切準備出来ていません...).

チケット購入必勝法

...さて, 今回の「YAPC::Tokyo 2019」は, 大きく分けて3つのイベントがあります. それは「前夜祭」, 「カンファレンス本編」, そして「懇親会」です. 「どのチケットがあればいいの?」, 「スピーカーはどれに参加出来る?」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますので, 「チケット購入必勝法」として, どのチケットを買う必要があるかについてご紹介しようと思います.

前夜祭

2019年1月25日(金)に, 「YAPC::Tokyo 2019」の前夜祭を開催します. 前夜祭の参加費については無料となっておりますが, 後述の対象者の皆様は, 人数確認のため無料のチケットをパスマーケットでご購入頂く必要がございます.

前夜祭については, YAPC::Tokyoがご招待したゲストの皆様及び登壇者の皆様はチケットの購入は不要です. 受付にて, ゲストないし登壇者である旨申し出て頂くと参加頂くことができます.

一方, スポンサーチケットをお持ちの皆様, 個人スポンサーの皆様, カンファレンス本編のチケット(一般チケット/学生チケット)をお持ちの皆様については, 前述の通り人数確認のため, 無料で販売しておりますチケットの購入をお願いしております. 参加を希望される方は, 下記ページより予めチケットの購入をお願いいたします.

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カンファレンス本編

2019年1月26日(土)に開催する, 「YAPC::Tokyo 2019」のカンファレンス本編です.

こちらについては, ゲスト/登壇者の皆様及び個人スポンサーの皆様は, 別途チケットを購入する必要はありません. 当日受付にて, ゲストないし登壇者である旨お申し出ください. また, 「YAPC::Tokyo」にスポンサー頂いた企業よりスポンサーチケットを配布された方は, スポンサーチケットでの入場が可能です.

上記を満たさない方につきましては, 下記ページよりカンファレンス本編のチケットを購入の上, ご参加頂く必要があります.

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懇親会

YAPC::Tokyo」カンファレンス本編終了後, 同会場にて懇親会を実施します.

懇親会については, YAPC::Tokyoがご招待したゲストの皆様, 登壇者の皆様, 及びスポンサーチケットをお持ちの皆様については, 申し込みは不要となっています. 個人スポンサーの皆様及びカンファレンス本編のチケット(一般チケット/学生チケット)をお持ちの皆様につきましては, 別途懇親会のチケットをご購入頂く必要があります.

学生の皆様につきましては参加費は無料となりますが, その場合も学生用の無料チケットを予めご購入ください. チケットの購入は下記ページからお願いいたします.

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まとめ

  • YAPC::Tokyo 2019」では, 大きくわけて「前夜祭のチケット」, 「カンファレンス本編のチケット」, 「懇親会のチケット」があります
  • ゲストの皆様, 登壇者の皆様は, 別途「前夜祭のチケット」及び「懇親会のチケット」を購入頂く必要はございません
  • 個人スポンサーの皆様, カンファレンス本編のチケット(一般チケット/学生チケット)をお持ちの皆様については,
    • 前夜祭への参加を希望される方は「前夜祭のチケット」を別途ご購入ください
    • 懇親会への参加を希望される方は「懇親会のチケット」を別途ご購入ください
  • スポンサーチケットをお持ちの方は, 「カンファレンス本編のチケット」及び「懇親会のチケット」を購入頂く必要はございません
    • 前夜祭への参加を希望される方は「前夜祭のチケット」のみを別途ご購入ください

チケットについて疑問や質問がある場合, Twitter@yapcjapanアカウント, もしくはお近くのYAPC::Tokyoのスタッフまでお声がけください!

【YAPC::Tokyo連載企画】あなたの注目トーク, 教えて! 〜第10回: papix〜

id:papix です. ひとまずこの連載企画は年末年始はお休みする予定なので, 今年分の更新は今日と明日の2日の予定です. よろしくおねがいします. さて, 昨日はmakamakaさんに注目トークを教えて頂きました.

blog.yapcjapan.org

そして今日は... わたしです.

簡単な自己紹介をお願いします!

...というわけで id:papix です. 株式会社はてなPerlを書いて, はてなブログの開発をしています. 「YAPC::Tokyo 2019」は主にブログなどの広報面を担当しています.

YAPC::Tokyo 2019」で楽しみにしているトークを3つ教えてください!

自前運用のZabbixからマネージド監視サービスMackerelへ - ソーシャルゲームタイトルのサーバ監視の移行事例

自前運用のZabbixからマネージド監視サービスMackerelへ - ソーシャルゲームタイトルのサーバ監視の移行事例

ZabbixからMackerelへの移行事例について聞けるようです. 自分自身, 今の会社でMackerelはバリバリ使っていますし, 前職時代もまさにZabbixからMackerelの移行を進めたりしていたので, 他社ではその移行をどのように進めて, どこに課題があって, どう解決したのか... という話題は非常に興味があります.

PerlプログラムでPerlプログラムを修正する方法

PerlプログラムでPerlプログラムを修正する方法

PerlプログラムでPerlプログラムを修正する」だと, 真っ先にApp::PRTのことが思い浮かびます.

metacpan.org

一方でこういった領域はPerlの弱いところだと思っていて, 最近の言語だとイケている仕組みが備わっていたりするので, 少し悔しさ(?)みたいなものを感じていました. なので, その辺りの課題意識とその解決策にはとても関心があります. id:mackee_w さんのPerl5の静的解析入門 機械と人間双方の歩み寄りによる平和編共々, 楽しみにしているトークです.

WebVRで作品を作って展示しよう

WebVRで作品を作って展示しよう

最後はこれ. YAPC::JapanはこれまでのYAPC::Asiaの流れを汲み, Perlを主軸としつつその周辺も網羅するカンファレンス, になってきていますが, まさかWebVRについての発表を聞けるとは...! まさにYAPC::Japanの醍醐味と言えますね.

アジェンダには, 「これまでに作ったものを交えながら紹介」と書かれているので, これからますます注目度が高まるVRをWebで実現するWebVRについて, 実際に会場で体験しながら(?), 学んでいくことができそうで, 非常にワクワクしますね!

ところで「チームが前に進み続けるために僕たちが考えたこと」というタイトルで登壇予定ですよね. 意気込みを聞かせてもらえますか?

これもまた, 「Perlを主軸としつつその周辺も網羅」するトークなのかなー, と思っています. 実は今年の春頃と秋頃に, Kichijoji.pmでスクラムの話をしたのですが, 様々な反響を頂けたこと, また2回発表してその間にいろいろな変化があって, 自分自身気づきが多かったので, その総集編的なお話をする予定です.

スクラムマスターとしての講習をきちんと受けたことのないエンジニアが, 徒手空拳で(?)スクラムマスターにチャレンジするのは若干の無謀さを感じますが, とはいえ試行錯誤しつつ, チームは少しずつ前進してきているように思います. 飾らずに, これまでの経緯と今の様子をストレートに伝えることで, 他山の石(?)にしてもらえたら... と思っています.

いかがでしたか?

...というわけで, 個人的に注目しているトークをご紹介しました! 年末年始はこの連載企画の更新は一時休止しますが, 「YAPC::Tokyo 2019」のチケットは年中無休で販売中です! Perlだけに限らず, MackerelやWebVRなど, 様々な話題が聞ける「YAPC::Tokyo 2019」, 皆様のご参加, お待ちしております!

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【YAPC::Tokyo連載企画】あなたの注目トーク, 教えて! 〜第9回: makamakaさん〜

id:papix です. クリスマスも終わっていよいよ年末ですね. そして年が明けて2019年になればいよいよ「YAPC::Tokyo 2019」. というわけで今日も注目トーク, 教えて頂いちゃいます.

昨日は, id:anatofuz さんに注目トークを教えていただきました.

blog.yapcjapan.org

今日は, @maka2_donzoko さんです. よろしくおねがいします.

簡単な自己紹介をお願いします!

Perlと言えば、何といっても豊富なCPANモジュールが素晴らしいですよね。そしてCPANモジュールの 愛され名前空間 といえば……そう、Acme です! Acmeの「あ」は「愛され名前空間の『あ』」です。って私がいま考えたので、広めて良いですよ? そのAcmeモジュールを全て紹介するPerl同人誌『Acme大全』を毎年発行している makamaka と申します。

ながらく個人スポンサーチケットを購入してきたのですが、今回忙しさにかまけてチェックを怠っていたため、買い忘れてしまいました……(悲) でもまだ一般チケットが販売されているおかげで私もYAPCに参加できます! 売っててよかった YAPC のチケット。 売っててよかった YAPC のチケット。

あ、あと私は科学的発光棒を配ってまわるという趣味もありますので、会場で見かけたらよろしくね!

YAPC::Tokyo 2019」で楽しみにしているトークを3つ教えてください!

どのトークも本当に魅力的で、注目トークを3つに絞るのは難しいですね。なので(これを書いている時点で)これまでの紹介と被らないものをおすすめしたいと思います。

ログにやさしいDB設計

ログにやさしいDB設計

サービスを運用するにあたって避けては通れないログ取り。設計が上手くいかず、あとで泣きをみた経験を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?(私もです。)

こちらのトークでは、ログフレンドリーなDB設計に関して、実際のサービス開発で改善していった過程と現時点での到達点をお話しされるそうです。 具体的にどのようにしてベストな解に至ったのかという軌跡まで含めてお話が聞けるならとても興味深いです。

CPAN Module Hacks

CPAN Module Hacks

CPANモジュールの便利さは言うまでもないことですが、その管理は難しいです。個人や組織でそれぞれのノウハウがあることでしょう。こちらのトークでは「CPANモジュールの作成から公開、そして管理まで」お話をされるそうです。

「metacpanの歩き方」や「cpanfile.snapshotの生成に立ち向かう」などワクワクする項目が目白押しで、否が応でも注目してしまいます!

Lightning Talks / LTソン presented by Kichijoji.pm

本編のトークじゃないじゃないか! とお叱りを受けそうですが、まーよいでしょう?

YAPC(に限らないとは思いますが)の 花 LT は見所です。 ドラが鳴るまでの5分間に込めた各自の思いが炸裂! 涙あり、笑いあり、感動あり! のドラマが待っています! ドラだけに!

そしてそして、今回はなんと 前夜祭 で LTソン があるというじゃないですか! LTソン、知ってますか? なんかマラソンみたいに延々と LT するんですよ。まんまですね。 LTソンといえば、涙あり、笑いあり、感動(中略)待っています!

そんな感じで絶対おすすめです。 ……ここまで書いて気づいたのですが、LTってClosingまでいるとほぼ確実に観られるので、おすすめもへったくれもなかったですね!

ありがとうございました!

makamakaさん, ありがとうございました! Lightning TalksやLTソンをご紹介頂いたのは, makamakaさんらしい(?)視点ですね. makamakaさんのLT, 今年も楽しみにしています!

...さて, そんな「YAPC::Tokyo 2019」のチケットはまだ発売中です. 前夜祭のチケットも近日公開予定なので, もう少々お待ち下さい!

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【YAPC::Tokyo連載企画】あなたの注目トーク, 教えて! 〜第8回: anatofuzさん〜

id:papix です. 「YAPC::Tokyo 2019」に向けた連載企画, 「あなたの注目トーク, 教えて!」ですが毎日更新目指してモリモリ企画を進めております. どの方に注目トークを教えて頂けるのか, これもまた楽しみにして頂けると幸いです! (書いてもいいヨ! という方は id:papix までお声がけください!!)

さて, 前回は id:magnoliak さんに注目トークを教えて頂きました.

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今回は, id:anatofuz さんです! よろしくおねがいします.

簡単な自己紹介をお願いします!

id:anatofuzです. インターネットではユーザー名のアナグラと呼ばれることが多いです.

YAPC::JapanにはKansaiから参加し, Okinawaではスタッフをしました.

普段は沖縄で大学生をしながらPerl入学式in沖縄をしたり, Okinawa.pmに参加したり, MoarVMを改造したりしています.

YAPC::Tokyo 2019」で楽しみにしているトークを3つ教えてください!

YAPC::Tokyoのトークは正直どれも見たいので,3トラック分同時に見るために分身したい気持ちが高まりますね...!!

型にはまらない型の話

型にはまらない型の話

基本型が無い様に扱えるPerlですが, 信頼性の高い処理やwebアプリケーションを書くに辺り, 動的な型制約が欲しくなる時があります. この際にはPerlにおけるスカラ型などが, 実際にはどの様な構成になっているのかを考えたり, Perlで型システムを構成する際に必要な処理などの知見が必要となります. またPerl6(Rakudo)には型システムが導入されています. 僕はPerlという言語が好きなので, Perlにおける型がどの様になっているのか, そしてPerl6の型システムは本当に良いものなのか非常に気になります.

Perl5の静的解析入門 機械と人間双方の歩み寄りによる平和編

Perl5の静的解析入門 機械と人間双方の歩み寄りによる平和編

まこぴー(id:mackee_w) さんのトークです. Perlにおける静的解析ではCompiler::ParserやCompiler::Lexerを使ったアプローチなども存在しますが, このモジュール作成などが非常に難易度が高い事で知られています.

今回はPPRを利用した状態での静的解析を「平和」に行うアプローチの模様で 一体静的解析における平和とは一体何なのか, 静的解析しやすいPerlプログラムが,どんな書き方になるのか非常に気になります.

CPAN Module Hacks

CPAN Module Hacks

Perlと言えばCPANが連想されるほど, Perlと密接に紐付いているCPANですが, そのCPANモジュールの作成方法や管理方法などのトークです. search.cpan.orgがShut Downnされ, CPANに上げられたモジュールをwebから確認するには, metacpanからに統一されました.

このトークでは, metacpanの歩き方から, モダンなパッケージ管理ツールであるCartonやApp::cpmを利用したパッケージ管理についても解説していただける様です. 歴史があるCPANモジュールですが, 今後も新たなモジュールを追加や, 人のモジュールにPull-Requestを送る際のモダンなHowToについて知見が得られそうです.

ところで, 「レガシーPerlビルド 〜現代に蘇るPerl[1..5].0とPerl6〜」というタイトルで登壇予定ですよね. 意気込みを聞かせてもらえますか?

レガシーPerlビルド 〜現代に蘇るPerl[1..5].0とPerl6〜

このトークは僕の趣味の「昔のPerlをビルドする」について,技術的な側面からお話する予定です. 枠が20分なので, 1バージョン3分くらいの勢いになりそうなので, 個人的にはタイムアタック感があります.

YAPC::Tokyoの中では唯一の「明日の役に立つか解らないが自慢してみたくなる」トリビア的なトークにしようと思っていますので, 皆さん肩の力を抜いてお越しいただけると幸いです.

ありがとうございました!

id:anatofuz さん, ありがとうございました! 当日発表される「レガシーPerlビルド 〜現代に蘇るPerl[1..5].0とPerl6〜」は, 以前Roppongi.pm #1Perl 1.0から6までの発表をされていましたが, 様々な努力でビルドを実現していて凄まじい, と思った記憶があります. 個人的にも要注目です!

さて, 「YAPC::Tokyo 2019」のチケットはまだまだ発売中です. この機会に是非! 購入して, Perlだけでなく様々なネタが繰り広げられる「YAPC::Tokyo 2019」を楽しんでいただければと思います!

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【YAPC::Tokyo連載企画】あなたの注目トーク, 教えて! 〜第7回: magnoliakさん〜

こんにちは, id:papix です. 「あなたの注目トーク, 教えて!」もいよいよ第7回. 前回は, id:onk さんに注目トークを教えて頂きました!

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そして第7回は, 前夜祭の「LTソン presented by 吉祥寺.pm」を担当頂く, id:magnoliak さんにお答え頂きました!

簡単な自己紹介をお願いします!

Magnolia.Kです。吉祥寺.pmというテックイベントを定期的に開催しています。4年ほどやっていますが、pmとついているくらいなのでPerl界隈の人も多数参加するし、Perl界隈以外の人もたくさん参加するという、ごった煮感溢れるイベントになっています。

今回のYAPC::Tokyo 2019では、前夜祭で「LTソン presented by 吉祥寺.pm」を開催しますので、皆さん本編だけでなく、前夜祭にもぜひ来て下さいね。

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YAPC::Tokyo 2019」で楽しみにしているトークを3つ教えてください!

今回はぱっと見て「Perl」がタイトルに入っているPerlに特化したトークが多く採択された印象がありますが、まずは皆さんにご理解していただきたいのは…タイトルにまどわされないで!ということです。

YAPCトーク内容は「自分が直面した問題とどうやって向き合い、それをどう乗り越えていったか?」という普遍性のある話が多いので、トークに応募された方が書かれたCFP(Call for papers)をじっくり読んで、「この登壇者が向き合った問題は何か?」というところに思いを馳せて実際に見るトークを選んでもらえれば、と思います。

Perlを今書いてないから…という理由で避けてしまうと、とてももったいないって思うので、ぜひCFPから登壇者のメッセージを感じて欲しいですね。

そんなCFPの内容から、「これはどう問題を向き合ったのか?」という視点で自分が気になったトークを3つ挙げると…

レガシーPerlと、Perlのこれから

レガシーPerlと、Perlのこれから

最近では新規のプロジェクトにPerlが使われることも少なくなってきたかもしれませんが、古いPerlのコードがこれまで「価値」を提供してきた事実は変わらないですし、そうそう簡単に捨て去ることはできません。そしてどんな言語で書かれたコードでも、時代とともに古くなっていくし、環境を変えて行く必要があります。

このトークではDockerやクラウドというキーワードが有るので、どうやってレガシーなPerlのコードが生き残って、価値を提供し続けるか?というところをぜひ聴きたいですね。

Perl to Go

Perl to Go

Perl界隈では、Goへ移行する例をよく聴きますが、このトークでは「Perl と Go の相違点や類似点を交えながら」というキーワードが挙げられています。これまで自分が慣れ親しんできた言語から、別の言語へ移る時に、全部捨てるわけじゃなくて、それなりの連続性が必ず有るはずで、ぜひその「連続性とは?」みたいなところを聴いてみたいですね。

ISUCON8予選問題作成の裏側

ISUCON8予選問題作成の裏側

そして最後はこれ。

これはもうISUCON8というWebアプリケーションエンジニアの一大イベントの裏側なので、たくさんの学びが有ると思います。あれだけの複雑なアプリケーションと、ベンチマークの仕組みを、たった一回のイベントのために作り上げていくわけですから、きっと裏ではたくさんの苦労が有ったかと思います。そして、その苦労はきっとプロダクションレベルのアプリケーションを書く上でも役に立つと思うんですよね(そうでなかったら、あんなにたくさんの人がISUCONに参加するわけないし)。

ありがとうございました!

id:magnoliak さん, ありがとうございました! 前夜祭については現在準備中で, 近日中に詳細など発表予定です. 参加頂くには本編のチケットも必要となりますので, まだ手元にチケットのない方はこの機会に是非! お買い求め頂けると幸いです.

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