YAPC::Japan 運営ブログ

YAPC::Japan各開催地の情報などをまとめていきます。

【YAPC::Tokyo連載企画】あなたの注目トーク, 教えて! 〜第9回: makamakaさん〜

id:papix です. クリスマスも終わっていよいよ年末ですね. そして年が明けて2019年になればいよいよ「YAPC::Tokyo 2019」. というわけで今日も注目トーク, 教えて頂いちゃいます.

昨日は, id:anatofuz さんに注目トークを教えていただきました.

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今日は, @maka2_donzoko さんです. よろしくおねがいします.

簡単な自己紹介をお願いします!

Perlと言えば、何といっても豊富なCPANモジュールが素晴らしいですよね。そしてCPANモジュールの 愛され名前空間 といえば……そう、Acme です! Acmeの「あ」は「愛され名前空間の『あ』」です。って私がいま考えたので、広めて良いですよ? そのAcmeモジュールを全て紹介するPerl同人誌『Acme大全』を毎年発行している makamaka と申します。

ながらく個人スポンサーチケットを購入してきたのですが、今回忙しさにかまけてチェックを怠っていたため、買い忘れてしまいました……(悲) でもまだ一般チケットが販売されているおかげで私もYAPCに参加できます! 売っててよかった YAPC のチケット。 売っててよかった YAPC のチケット。

あ、あと私は科学的発光棒を配ってまわるという趣味もありますので、会場で見かけたらよろしくね!

YAPC::Tokyo 2019」で楽しみにしているトークを3つ教えてください!

どのトークも本当に魅力的で、注目トークを3つに絞るのは難しいですね。なので(これを書いている時点で)これまでの紹介と被らないものをおすすめしたいと思います。

ログにやさしいDB設計

ログにやさしいDB設計

サービスを運用するにあたって避けては通れないログ取り。設計が上手くいかず、あとで泣きをみた経験を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?(私もです。)

こちらのトークでは、ログフレンドリーなDB設計に関して、実際のサービス開発で改善していった過程と現時点での到達点をお話しされるそうです。 具体的にどのようにしてベストな解に至ったのかという軌跡まで含めてお話が聞けるならとても興味深いです。

CPAN Module Hacks

CPAN Module Hacks

CPANモジュールの便利さは言うまでもないことですが、その管理は難しいです。個人や組織でそれぞれのノウハウがあることでしょう。こちらのトークでは「CPANモジュールの作成から公開、そして管理まで」お話をされるそうです。

「metacpanの歩き方」や「cpanfile.snapshotの生成に立ち向かう」などワクワクする項目が目白押しで、否が応でも注目してしまいます!

Lightning Talks / LTソン presented by Kichijoji.pm

本編のトークじゃないじゃないか! とお叱りを受けそうですが、まーよいでしょう?

YAPC(に限らないとは思いますが)の 花 LT は見所です。 ドラが鳴るまでの5分間に込めた各自の思いが炸裂! 涙あり、笑いあり、感動あり! のドラマが待っています! ドラだけに!

そしてそして、今回はなんと 前夜祭 で LTソン があるというじゃないですか! LTソン、知ってますか? なんかマラソンみたいに延々と LT するんですよ。まんまですね。 LTソンといえば、涙あり、笑いあり、感動(中略)待っています!

そんな感じで絶対おすすめです。 ……ここまで書いて気づいたのですが、LTってClosingまでいるとほぼ確実に観られるので、おすすめもへったくれもなかったですね!

ありがとうございました!

makamakaさん, ありがとうございました! Lightning TalksやLTソンをご紹介頂いたのは, makamakaさんらしい(?)視点ですね. makamakaさんのLT, 今年も楽しみにしています!

...さて, そんな「YAPC::Tokyo 2019」のチケットはまだ発売中です. 前夜祭のチケットも近日公開予定なので, もう少々お待ち下さい!

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【YAPC::Tokyo連載企画】あなたの注目トーク, 教えて! 〜第8回: anatofuzさん〜

id:papix です. 「YAPC::Tokyo 2019」に向けた連載企画, 「あなたの注目トーク, 教えて!」ですが毎日更新目指してモリモリ企画を進めております. どの方に注目トークを教えて頂けるのか, これもまた楽しみにして頂けると幸いです! (書いてもいいヨ! という方は id:papix までお声がけください!!)

さて, 前回は id:magnoliak さんに注目トークを教えて頂きました.

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今回は, id:anatofuz さんです! よろしくおねがいします.

簡単な自己紹介をお願いします!

id:anatofuzです. インターネットではユーザー名のアナグラと呼ばれることが多いです.

YAPC::JapanにはKansaiから参加し, Okinawaではスタッフをしました.

普段は沖縄で大学生をしながらPerl入学式in沖縄をしたり, Okinawa.pmに参加したり, MoarVMを改造したりしています.

YAPC::Tokyo 2019」で楽しみにしているトークを3つ教えてください!

YAPC::Tokyoのトークは正直どれも見たいので,3トラック分同時に見るために分身したい気持ちが高まりますね...!!

型にはまらない型の話

型にはまらない型の話

基本型が無い様に扱えるPerlですが, 信頼性の高い処理やwebアプリケーションを書くに辺り, 動的な型制約が欲しくなる時があります. この際にはPerlにおけるスカラ型などが, 実際にはどの様な構成になっているのかを考えたり, Perlで型システムを構成する際に必要な処理などの知見が必要となります. またPerl6(Rakudo)には型システムが導入されています. 僕はPerlという言語が好きなので, Perlにおける型がどの様になっているのか, そしてPerl6の型システムは本当に良いものなのか非常に気になります.

Perl5の静的解析入門 機械と人間双方の歩み寄りによる平和編

Perl5の静的解析入門 機械と人間双方の歩み寄りによる平和編

まこぴー(id:mackee_w) さんのトークです. Perlにおける静的解析ではCompiler::ParserやCompiler::Lexerを使ったアプローチなども存在しますが, このモジュール作成などが非常に難易度が高い事で知られています.

今回はPPRを利用した状態での静的解析を「平和」に行うアプローチの模様で 一体静的解析における平和とは一体何なのか, 静的解析しやすいPerlプログラムが,どんな書き方になるのか非常に気になります.

CPAN Module Hacks

CPAN Module Hacks

Perlと言えばCPANが連想されるほど, Perlと密接に紐付いているCPANですが, そのCPANモジュールの作成方法や管理方法などのトークです. search.cpan.orgがShut Downnされ, CPANに上げられたモジュールをwebから確認するには, metacpanからに統一されました.

このトークでは, metacpanの歩き方から, モダンなパッケージ管理ツールであるCartonやApp::cpmを利用したパッケージ管理についても解説していただける様です. 歴史があるCPANモジュールですが, 今後も新たなモジュールを追加や, 人のモジュールにPull-Requestを送る際のモダンなHowToについて知見が得られそうです.

ところで, 「レガシーPerlビルド 〜現代に蘇るPerl[1..5].0とPerl6〜」というタイトルで登壇予定ですよね. 意気込みを聞かせてもらえますか?

レガシーPerlビルド 〜現代に蘇るPerl[1..5].0とPerl6〜

このトークは僕の趣味の「昔のPerlをビルドする」について,技術的な側面からお話する予定です. 枠が20分なので, 1バージョン3分くらいの勢いになりそうなので, 個人的にはタイムアタック感があります.

YAPC::Tokyoの中では唯一の「明日の役に立つか解らないが自慢してみたくなる」トリビア的なトークにしようと思っていますので, 皆さん肩の力を抜いてお越しいただけると幸いです.

ありがとうございました!

id:anatofuz さん, ありがとうございました! 当日発表される「レガシーPerlビルド 〜現代に蘇るPerl[1..5].0とPerl6〜」は, 以前Roppongi.pm #1Perl 1.0から6までの発表をされていましたが, 様々な努力でビルドを実現していて凄まじい, と思った記憶があります. 個人的にも要注目です!

さて, 「YAPC::Tokyo 2019」のチケットはまだまだ発売中です. この機会に是非! 購入して, Perlだけでなく様々なネタが繰り広げられる「YAPC::Tokyo 2019」を楽しんでいただければと思います!

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【YAPC::Tokyo連載企画】あなたの注目トーク, 教えて! 〜第7回: magnoliakさん〜

こんにちは, id:papix です. 「あなたの注目トーク, 教えて!」もいよいよ第7回. 前回は, id:onk さんに注目トークを教えて頂きました!

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そして第7回は, 前夜祭の「LTソン presented by 吉祥寺.pm」を担当頂く, id:magnoliak さんにお答え頂きました!

簡単な自己紹介をお願いします!

Magnolia.Kです。吉祥寺.pmというテックイベントを定期的に開催しています。4年ほどやっていますが、pmとついているくらいなのでPerl界隈の人も多数参加するし、Perl界隈以外の人もたくさん参加するという、ごった煮感溢れるイベントになっています。

今回のYAPC::Tokyo 2019では、前夜祭で「LTソン presented by 吉祥寺.pm」を開催しますので、皆さん本編だけでなく、前夜祭にもぜひ来て下さいね。

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YAPC::Tokyo 2019」で楽しみにしているトークを3つ教えてください!

今回はぱっと見て「Perl」がタイトルに入っているPerlに特化したトークが多く採択された印象がありますが、まずは皆さんにご理解していただきたいのは…タイトルにまどわされないで!ということです。

YAPCトーク内容は「自分が直面した問題とどうやって向き合い、それをどう乗り越えていったか?」という普遍性のある話が多いので、トークに応募された方が書かれたCFP(Call for papers)をじっくり読んで、「この登壇者が向き合った問題は何か?」というところに思いを馳せて実際に見るトークを選んでもらえれば、と思います。

Perlを今書いてないから…という理由で避けてしまうと、とてももったいないって思うので、ぜひCFPから登壇者のメッセージを感じて欲しいですね。

そんなCFPの内容から、「これはどう問題を向き合ったのか?」という視点で自分が気になったトークを3つ挙げると…

レガシーPerlと、Perlのこれから

レガシーPerlと、Perlのこれから

最近では新規のプロジェクトにPerlが使われることも少なくなってきたかもしれませんが、古いPerlのコードがこれまで「価値」を提供してきた事実は変わらないですし、そうそう簡単に捨て去ることはできません。そしてどんな言語で書かれたコードでも、時代とともに古くなっていくし、環境を変えて行く必要があります。

このトークではDockerやクラウドというキーワードが有るので、どうやってレガシーなPerlのコードが生き残って、価値を提供し続けるか?というところをぜひ聴きたいですね。

Perl to Go

Perl to Go

Perl界隈では、Goへ移行する例をよく聴きますが、このトークでは「Perl と Go の相違点や類似点を交えながら」というキーワードが挙げられています。これまで自分が慣れ親しんできた言語から、別の言語へ移る時に、全部捨てるわけじゃなくて、それなりの連続性が必ず有るはずで、ぜひその「連続性とは?」みたいなところを聴いてみたいですね。

ISUCON8予選問題作成の裏側

ISUCON8予選問題作成の裏側

そして最後はこれ。

これはもうISUCON8というWebアプリケーションエンジニアの一大イベントの裏側なので、たくさんの学びが有ると思います。あれだけの複雑なアプリケーションと、ベンチマークの仕組みを、たった一回のイベントのために作り上げていくわけですから、きっと裏ではたくさんの苦労が有ったかと思います。そして、その苦労はきっとプロダクションレベルのアプリケーションを書く上でも役に立つと思うんですよね(そうでなかったら、あんなにたくさんの人がISUCONに参加するわけないし)。

ありがとうございました!

id:magnoliak さん, ありがとうございました! 前夜祭については現在準備中で, 近日中に詳細など発表予定です. 参加頂くには本編のチケットも必要となりますので, まだ手元にチケットのない方はこの機会に是非! お買い求め頂けると幸いです.

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【YAPC::Tokyo連載企画】あなたの注目トーク, 教えて! 〜第6回: onkさん〜

id:papix です. 日替わり連載となりつつある「あなたの注目トーク, 教えて!」, 第6回をお送りします!

前回は id:mackee_w さんに注目トークを教えて頂きました.

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そして今回は, 今回の「YAPC::Tokyo 2019」にゲストとして登壇頂く, id:onk さんに注目トークを教えて頂きます!

簡単な自己紹介をお願いします!

株式会社はてな、という会社で Web アプリケーションエンジニアをやっています。

前職で 8 年ぐらい Ruby を書いていて、今年の 4 月から Perl を書き始めました。

YAPC には以前から一参加者として参加していたので、登壇できて嬉しいです。

YAPC::Tokyo 2019」で楽しみにしているトークを3つ教えてください!

Perl5の静的解析入門 機械と人間双方の歩み寄りによる平和編 / PerlプログラムでPerlプログラムを修正する方法

トークというか。ジャンルとして Perl の静的解析を聞きたい!

静的解析で CI 回すのはチーム開発において既に前提になっていると思っていて、そのためのツールとして Perl::CriticPerl::Lint があったり、AST を作るために PPI や PPR、Compiler::Lexer があったりしてます。が、社内はともかく、世の中でどんな感じで使われているのかがまだ僕は感覚として分かってない。

まだこれらを上手いこと回す知見が無い (Perl::Critic の警告をクソリプっぽいのと絶対に対応した方が良い奴とで分けたり、今すぐ追加すべき Perl::Critic のモジュールを探したりはした) ので、現状確認したい。期待しています。

一番聞きたい話が自分のトークの裏番組というね。

Perlでも分散トレーシングしたい! - AWS::XRayによる解析とその実装

Perlでも分散トレーシングしたい! - AWS::XRayによる解析とその実装

APM (Application Performance Management) はサービス運営において既に前提になっていると思っていて、その手法として SaaSSDK をアプリケーションに組み込む以外の手法に興味があります。(Perl 用の SDK は提供されないことが多いし……)

X-RayAPM に更に分散トレーシングを可能にしたもので、単なる APM の更に先に行けるんですよ。楽しみですね。

2019年冬のPerl

2019年冬のPerl

charsbar さんの ですね。

Ruby 界隈は毎年 RubyKaigi があったり、コミッタの皆さんが Twitter 上で日本語でワイワイやっていたりするので簡単にうかがい知れるんですが、Perl 自体がどういう方向を目指していて、どんなペースで開発されているか等はまだ把握できていないので、言語としての未来やアップデートに対して興味があります。

ところで, 今回はゲストとして登壇頂く予定ですよね. 意気込みを聞かせてもらえますか?

はてなで働くエンジニアにアンケートシリーズ第2回 onk - Hatena Developer Blog

Perl プロダクトのリポジトリに Rake や ActiveRecord を混入するのに成功したこと、というのは置いておいて(笑)

という一文を入れたんですが、土地勘が無い言語で開発する面白さとツラさや、Ruby の「開発を手助けする」ツール群をどう使っていったかみたいな話になりそうです。

ありがとうございました!

id:onk さん, ありがとうございました! ゲストとして発表して頂く, PerlRubyのコラボレーション(?), 非常に楽しみですね. こちらは一昨日の id:moznion さんも注目している, と仰っていましたね.

今回注目トークをご紹介頂いたonkさんのように, バリバリのRubyistも登壇する「YAPC::Tokyo 2019」. 「Perl, 書いた事ないな〜」という方でも興味深いトークが多々ありますので, 是非チケットを購入の上, ご参加頂けると嬉しいです!

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【YAPC::Tokyo連載企画】あなたの注目トーク, 教えて! 〜第5回: macopyさん〜

id:papix です. 「あなたの注目トーク, 教えて!」も, いよいよ5回目になりました. 皆さんそれぞれ異なる目線で「YAPC::Tokyo 2019」の注目トークを紹介してくれて, カンファレンス当日が非常に楽しみになってきますね!

さて, 前回は id:moznion さんに注目トークを教えて頂きました.

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そして今回は, id:mackee_w さんに注目トークを教えて頂きます!

簡単な自己紹介をお願いします!

macopy a.k.a id:mackee_wです。ややこしいですね、名前というものは。YAPC::Japanでは、 ソシャゲーの運用の話をしたり、テストを早くする話をしたり、WebSocketの話をしたりしてきました。今でもソシャゲーのPerlのコードを書いています。それから、ISUCON8の決勝でPerlの参考実装移植を担当しました。

YAPC::Tokyo 2019」で楽しみにしているトークを3つ教えてください!

2019年冬のPerl

2019年冬のPerl

恒例となった「〜のPerl」シリーズですが、私も毎回楽しみにしています。このシリーズ、最新のPerl5およびPerl6の新機能であったり、開発状況を追いかけるという内容なのですが、新機能だけであればperldoc perldeltaを読むだけでも知れます。しかしこのトークでは、開発時の裏話であったり、機能が実装された経緯など、背景が聞けるのもオススメポイントです。処理系の開発の進められ方についても垣間見る事ができます。そういうわけで、Perlを知らない方にも腕鳴らしのトークとして聞いてみてはいかがでしょうか。

自前運用のZabbixからマネージド監視サービスMackerelへ - ソーシャルゲームタイトルのサーバ監視の移行事例

自前運用のZabbixからマネージド監視サービスMackerelへ - ソーシャルゲームタイトルのサーバ監視の移行事例

Perlは歴史がある言語ですから、ユーザも歴史があるサービスを運用していることがしばしばあります。歴史があるサービスにおいて発生するのが「移行」というキーワードです。YAPCではこういった、いかにうまく移行するか、進化させるかという事例が聞けるのも特色だと私は思います。

このトークでは、サービス運用に欠かせない監視ソフトウェアの移行について語られるようです。サービス監視は運用するサービスによって密結合にならざるを得ないケースがあります。監視と一言に言ってもCPUやメモリなどインスタンスの状態だけではなく死活監視であったり、インフラ構成によってはデーモンの生き死にであったり、オートスケールが正常に行われるかなど、固有の監視というものがあります。しばしばORMで隠蔽されるDBよりも監視サービスの移行のほうが大変であるという印象です。それをやったという話なので期待ですね。

メッセージングのプロトコル

メッセージングのプロトコル

このトークでは以下の概要のように、XMPPと、独自のメッセージングプロトコルの実装、および次に同じ問題に取り組む人への提案について語られるようです。

標準としてのXMPPの概要、そして、いまやレガシーとなってしまい現代の要件に合わない部分を合わせて解説し、これからのサービス開発でメッセージング機能が必要になった際の、設計の指針とできる情報を提供できればと思います。

こういった、技術を採用する際の理由と、実際にやってみて得たノウハウについて語られる事柄に関しては私は強く興味を惹かれます。

ところで, 「Perl5の静的解析入門 機械と人間双方の歩み寄りによる平和編」というタイトルで登壇予定ですよね. 意気込みを聞かせてもらえますか?

私は普段、30万から60万行ほどで構成されたPerlのWebアプリケーションを運用し、同時に開発しています。こういった巨大なコードというものに対して、人間が立ち向かうには武器が必要です。素手では痛い目にあいます。

これまでの経験で得た私の武器というのは、「人間が間違いを起こしにくい書き方をする」です。Perlという言語は詩も書けると言われるぐらいで、文法は人間側に多大な譲歩をしている言語なわけですが、いかようにも書けるのだから、やりたいことを人間に伝わるように書くというのがモットーです。

ですが、この裏返しとして「機械に優しいPerlコード」というのも存在するのではないかというのが、今回のトークでやりたいことの着想です。また、機械側に譲歩している他の言語の例も参照しながら「人間にも機械にも間違いを起こしにくいコードを書くツールを作る」話ができたらなと思います。Perlの静的解析に多くの人が興味をもつように努力します。

ありがとうございました!

id:mackee_w さん, ありがとうございました! 30万〜60万行規模のPerlプロダクトを運用/開発する裏側も興味がありますが, それに立ち向かうための"人間にも機械にも間違いを起こしにくいコードを書くツール"という部分も非常に興味深いですね! macopyさんはGoの造詣も深いので, Goでの知見をPerlに活かす... といった話題も聴くことができるかもしれません.

YAPC::Tokyo 2019」のチケットはまだまだ好評発売中です. 注目トークを見て, 「面白そう!」というものがあれば, チケットを購入の上, 是非当日会場まで足を運んでみてください!

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【YAPC::Tokyo連載企画】あなたの注目トーク, 教えて! 〜第4回: moznionさん〜

id:papix です. 「あなたの注目トーク, 教えて!」もいよいよ第4回, 前回は id:codehex さんでした.

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そして第4回目は, builderscon 2018でベストスピーカー賞も獲得した, 凄腕Perlハッカーid:moznion さんです!!!

簡単な自己紹介をお願いします!

こんにちは.id:moznionと申します.普段はテレコム系の会社でソフトウェアエンジニアをしたり,泣いたり笑ったりPerlを書いたり書かなかったりしています.

YAPCといえば,YAPC::Asiaであった時代を含めますと2012年からほぼ欠かさず参加しておりまして,思い返せば毎回なんらかの形でトークをしていたように思います.しかしYAPC::Japan Tokyo 2019ではトークのプロポーザルを出せませんでした……寄る年波には勝てない……ですので今回は純粋な1参加者としてYAPCを楽しみたいと思っています!

というわけで個人的に気になっている3つのトークをご紹介したいと思います!

GUEST: 大仲 能史

GUEST: 大仲 能史

大変に気になっています.というのも,大仲さん (id:onkさん) は先のbuilderscon 2018のLTにて「Perlの依存ライブラリを記述するためのDSLである cpanfileRubyでparseする」というかなりイッてしまっているお話をされており,今回のトークもほぼ間違いなくPerlRubyでハックするという類の 異常な 非常に興味深い内容になることでしょう.さておき,手に馴染んでいるツール (今回だとRuby) によって特定の領域 (今回だとPerl) を使いやすくするというアプローチは素晴らしいと思います.必見と言えるでしょう.

レガシーPerlビルド 〜現代に蘇るPerl[1..5].0とPerl6〜: 八雲アナグラ

レガシーPerlビルド 〜現代に蘇るPerl[1..5].0とPerl6〜

これは現在のPerl (Perl5/Perl6) に至るまでの足跡をたどるという歴史探訪的な,非常に面白いお話になるのではないかと期待しています.古い言語処理系のビルドツールチェインってどうなってるんでしょうか? 現代のマシンでビルドできる? 個人的にかなり気になっているトークですのでぜひ見に行きたいなと思っています.

つーかすごいですね,Perl1の話がされたことって日本におけるYAPC史上あったのでしょうか?

10年モノ熟成Perlその後: ikasam_a

10年モノ熟成Perlその後

10年モノ熟成Perlという文字を見るだけで目頭が熱くなります.10年間動いているソフトウェアは本当にすごく,偉大なアプリケーションであるということが言えると思います.

2年前の YAPC::Hokkaido 2016 で「10年モノ熟成Perlとの付き合い方」というタイトルで、Perlで書かれた10年選手のシステムを運用するにあたり、現状認識・歴史理解・問題発生・課題解決といったことをどうやっているかというお話をしました。

というかこれは10年モノを超え,12年モノになっているということですね.この2年間のアップデートには大変興味をそそられます.ところで12年といえばサントリー響に12年というモデルがあり,これは非常に良いものであることが広く知られていますから,つまりそういった良い話が聞けるのではないかと期待を寄せています.楽しみですね.


はい,個人的に気になっているトークを3つご紹介いたしました! なんでこんな記事をお前が書いているのかって? id:papixさんに書けって言われたからです!!!!

YAPC::Japan 2019 Tokyoのチケットは絶賛販売中です!! 今すぐ買いましょう!!!!!

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ありがとうございました!

id:moznion さん, ありがとうございました! なんとチケットの宣伝文章まで書いてくださって, 感謝感激雨あられです...!

...さて, 「YAPC::Tokyo 2019」のチケットですが, 発売期間を「2019年1月6日(日曜日)」まで延長することとなりました!

引き続き, 連載企画「あなたの注目トーク, 教えて!」を通して, 「YAPC::Tokyo 2019」で発表される珠玉のトーク達をご紹介していこうと思います. 少しでも興味を持たれた方は, 是非上記サイトよりチケットを購入頂き, 当日あなたのその目で, 直接! トークを見て, 聞いて, 味わって頂けると幸いです. 参加費無料の学生チケットもまだまだ販売中です!

【YAPC::Tokyo連載企画】あなたの注目トーク, 教えて! 〜第3回: codehexさん〜

こんにちは, id:papix です. 「あなたの注目トーク, 教えて!」も無事第3回です! 前回は, id:karupanerura さんに注目トークを教えて頂きました.

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第3回は id:codehex さんに教えて頂きました, よろしくおねがいします!

簡単な自己紹介をお願いします!

codehex です。沖縄で Okinawa.pm という Perl コミュニティを運営していました。もちろん Perl が好きで、Perl と LLVM を組み合わせて WebAssembly を生成するといったことをしていました。最近は Go を使った開発を主にしています。

YAPC::Tokyo 2019」で楽しみにしているトークを3つ教えてください!

Perl to Go

Perl to Go

僕自身のプログラミング歴として Perl から入り、第 2 言語として Go を学びました。そこでは Perl を学んでいたからこそ活かすことができたことが沢山有りました。
トーク詳細を読んで、体験したことのない「Perl to Go」がまだまだ有りそうだなと感じたので非常に興味があります。

Perl5の静的解析入門 機械と人間双方の歩み寄りによる平和編

Perl5の静的解析入門 機械と人間双方の歩み寄りによる平和編

僕は以前 Compiler::LexerCompiler::Parser という C++ で記述された Perl構文解析モジュールへ PR を送るために Perl構文解析へ挑戦したことがあります。以下のトーク詳細で記述されている

"Only perl can parse Perl" という言葉にもあるように、長年Perlスクリプトperlコマンド以外が解析し、利用することは難しいことであると思われてきました。

の通りに、Perl 本体の構文解析器以外で Perl構文解析を行ったとしても、コンパイルタイムやランタイムで構文の内容が変化する可能性があることから、とても難しいと感じていました。しかしこのトークでの重要なキーワードである「機械と人間双方の歩み寄り」によって、一体どんな Perl の静的解析を行うアプローチが出てくるのかといった話を聴けるのをとても楽しみにしてます。

Dive into MySQL Error

Dive into MySQL Error

仕事で作成しているサービスが MySQL にかなり関わっていることから、最近自分でも MySQL を触って色々試してました。それもあって興味があるのですが、一番は外部リソースとしての位置づけになる MySQL でエラーが発生した場合、どのように乗り切れば良いのかヒントを得る方法を学びたいと思っています。

ありがとうございました!

id:codehex さん, ありがとうございました! 最近, Perlを書いているエンジニアがGoにチャレンジしているシーンをよく見かけているような気がしていて, 実際自分も最近ちまちまとGoを書いているので, 「Perl to Go」はとても楽しみなトークだと思います.

Perlを書いていてGoに興味がある方も, 逆にGoを書いている方も(!!), 是非YAPC::Tokyoに遊びに来てみてください. チケットはまだまだ発売中です!!!

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